2019年3月15日

最終更新: 2019年3月25日

2019年3月15日 午後


すでに報道されているように、クライストチャーチでモスク襲撃事件が起こりました。

移民の国として発展してきたニュージーランドには、原住民のマオリの方たちと、ヨーロッパはもちろん、アジア各国、中東、アフリカ、南米からの移民を受け入れ、多種多様な人種が生活を共にしています。人種が多いということは宗教もそれぞれです。それらを全て受け入れて、多様性を認めてきたこのニュージーランドで、金曜日の礼拝のために人が多く集まっていたイスラム教のモスクを襲撃されるという悲しい事件が起こってしまいました。


事件の一報が警察に入ると、警察から各学校、公共施設にはロックダウン(封鎖)をするようにとの連絡がすぐに入りました。ロックダウンの連絡が学校に入ると、各学校から当社に連絡が次々と入ってきました。生徒さんにも個々に連絡を取り、早い段階で生徒さん全員の安全確認が取れました。その後すぐに犯人確保の報道がありましたが、学校のロックダウンが解除されたのは夕方になってからでした。

この事件で犠牲になられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。


事件後には、この平和なニュージーランドでこのようなテロ行為が行われることが信じられない・・・という言葉を多く聞きましたが、その後のクライストチャーチ市民の負傷者や犠牲者のファミリー、イスラム教徒の方々に対する暖かいサポートには本当に関心しました。


ある学校の生徒さんの呼びかけで集まった学生たちが、追悼のハカ(マオリの踊り)を捧げていましたが、怒りと悲しみが入り交ざった表情が忘れられません・・・



その中で、ジャシンダ・アーダーン首相はいち早く行動を起こし、現地を訪問した後に銃規制をすることを表明しました。わずか37歳で首相という重責を担うことになったジャシンダ・アーダーン首相のリーダーシップと被害者家族に対する温かみのある接し方は、ニュージーランドという国を象徴しているようでした。



この事件後に昨年留学を終えた生徒さんの親御様に会う機会がありました。

本当になんであんな平和なところでこんな事件が起こるなんて信じられません。衝撃的で悲しい事件でしたが、その後のニュージーランドの人々の反応や、国の対応を見ると、本当に優しい人たちが多くて、自分の子供がそんな国に留学していたと思うと嬉しく思います、と話していました。

どこの国に行っても、人種の違い、宗教の違いはあるでしょう。その違いが重要なのではなく、違いを受け入れるという環境があることが大切なのかと思います。



「KIA KAHA」 これは原住民のマオリ語です。英語では「Be strong」、「強くあれ」という意味です。

2011年の地震の際にも多く使われた言葉です。元気づける言葉でもあり、自分たちを奮い立たせる言葉でもあります。


KIA KAHA Christchruch! KIA KAHA New Zealand!



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